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2006/01/14

「2006宮古島100kmウルトラ遠足(とおあし)」当日!

2006_2006
早朝3:00起床。夕べはなかなか寝付けなかった。
テレビのニュースを見ながら、昨夜買ってきたバナナやおにぎりで朝食。

宿(旧平良市内)からスタート&ゴール会場(旧下地町)の「宮古東急リゾート」までは、車で20分くらい。
昨日の昼間に受付に行ったので、会場までの道のりは分かっているはずだったが見事に迷った。
4:10、少し焦ったがレンタカーに付いていたカーナビのおかげでなんとか会場に到着。
外はまだ真っ暗。空を見上げれば丸いお月様と星がキラキラ。
気温は15℃くらいか。冬という感じはしない。さすが南の島。
軽く準備運動をしてスタート時間を待つ。だんだん緊張してきた。
宮古島の海岸沿いをぐるりと時計回りに一周するコース。途中、池間島、来間島も周る。
今回はどんなドラマが待ち受けているのだろう。ワクワク、ドキドキ。

5:00、カウントダウンとともにスタート!!
大会スタッフの皆さんの応援を背に、ゆっくりとサトウキビ畑の道を走り始める。前半は島の西側を北上。
市外の道路には街灯もほとんどなく、路面状態がわかりにくい。小型のライトを持ってきたほうが良かったか。
下地町の製糖工場(大きな煙突が目じるし)を通り過ぎる頃、左に海が見え始めた。
旧平良市に入ると、早朝にもかかわらず沿道で応援してくれる地元の方も多くなってきた。
パイナガマビーチを過ぎ、人頭税石の前付近で給水。10km地点通過。
平良市街地を過ぎるとまたサトウキビ畑の広がる風景へ戻った。
6:30を過ぎても、まだ暗い。南の島の夜明けは遅い。
狩俣(かりまた)中学校の給水所を過ぎた頃から、ようやく空が明るくなってきた。20km地点通過。
西平安名崎を左に眺めつつ、池間島へつながる池間大橋を渡る。ようやく太陽が昇ってきた。
橋の途中で早くもトップランナーとすれ違う。「ガンバー!」とお互いに声を掛け合う。
池間大橋を渡りきると給水所。お腹も少し減ったので、ケーキやバナナをいただく。
池間島をぐるりと一周。太陽が昇るにつれ、気温もグングン上昇。30km地点通過。
池間大橋の手前でまた給水。
前夜祭で知り合いになった広島のランナーSさんの奥さんに声援を送ってもらう。元気が出てきたゾ!
池間大橋では、これから池間島に向かうランナーに「ガンバー!」と声を掛ける。
どうやらランナーズハイになったようだ。気持ち良く走れる。橋を渡りきると再び宮古島。
これからは島の東側を南下。
相変わらずサトウキビ畑が広がる風景。狩俣、西原、福山と過ぎる。前後のランナーもまばらとなってきた。
沿道の応援も少なく、だんだんと疲れも出始めてきた。
時々、トライアスロンの練習をしているロード(自転車)の方が「ワイドー!」(宮古の方言で”頑張って!”の意味)と声を掛けてくれた。
ふいに携帯電話が鳴る。電話の主は「石嶺とうふ店」のご主人から。
忙しい中、応援に駆けつけてくれるらしい。恐縮してしまうけど、すごく嬉しい。
中間地点の給水所では、絞りたてサトウキビジュースと団子汁、ジューシーおにぎり(味ご飯のおにぎり)が振舞われた。
ここで、前夜祭で知り合いになったSさんとSさんの奥さんと再会。お互いの調子を報告し、健闘を祈った。
サロマ湖100kmの時は中間地点で20分も休んでしまい、その後調子が狂ってしまった反省から、今回は10分ほどの休憩にとどめた。48km地点通過。
しばらくして50km地点通過。やっと半分。あと半分。
最初の目標であった50kmを走りきった。あとはオマケと思って、ゆっくりマイペースで。
スタートしてからすでに5時間以上経過している。
よくまあ、こんなに走れるものだ・・・と、自分でも呆れるやら感心するやら。
60kmを過ぎた頃から、足が硬直してきた。走るのが相当辛くなり、とうとう歩き始める。
歩き始めると少し楽になるが、今度は走り始めるのが辛くなる。
前後のランナーも走ったり歩いたり、みんな辛いのだ。
時間は刻々と過ぎていく。そろそろ走ろう!
後半は体力より気力との戦い。どれだけ”走ろう!”という気力が残っているかだ。
歩いているようなスピードでも、確実にゴールに近づいているんだ。そう自分に言い聞かせて頑張る。
東平安名崎の案内板が見えてきた。もうすぐ70kmだ。
東平安名崎の細長い道では、灯台で折り返してきたランナーとすれ違う。
と、昨年のサロマ湖100kmウルトラマラソンで出会ったYさんを見つけた。
「Yさ~ん!」と声を掛け、すかさずカメラを取り出し記念撮影。
Yさんはなんと、明日の「宮古島100kmワイドーマラソン」にも参加するという、超ウルトラランナーだ。
ほんの一瞬の再会だったが、少し元気が出てきた。
東平安名崎は宮古島を代表する景勝地だ。
ただ通過してしまうにはもったいないということで、海や灯台なんかをカメラに何枚も収めた。
灯台で折り返し、しばらくすると中間地点で再会したSさんを発見。また記念撮影。70km地点通過。
残り30kmは、島の南側の海岸沿いを東から西へ向かって走るコース。
海宝館を過ぎた時、携帯が鳴った。石嶺とうふ店のご主人からだった。
海宝館まで応援に来てくれたようだ。これから追いかけて来てくれるとのこと。
しばらくして、一台の軽自動車が止まった。
石嶺とうふ店のご夫婦が応援に駆けつけてくれた。差し入れまでいただいてしまった。
なんてありがたいこと。これからまだ、豆腐作りに使う海水を汲みにいくとのこと。
忙しい中、ありがとうございました。
ようやく80km地点通過。スタートして、10時間を経過していた。
相変わらず、歩いては少し走りを繰り返していた。途中、Sさんに抜かれた。もう追いつく元気はなかった。
前後のランナーはペースがほぼ同じなので、顔とゼッケン番号も自然と覚えてくるようになる。
抜きつ抜かれつを繰り返しているうちに、お互い仲間のような連帯感が生まれてくるから不思議。
「ゴールまであと少し、頑張りましょう!」と声を掛け合うようになっていた。
Sさんの奥さんも時々、レンタカーで移動しながら応援してくれた。とても心強かった。
午後4時を過ぎる頃には、天気も曇りになり少し肌寒くなってきた。
来間島が見えてくればゴールも近い・・・が、なかなか見えてこない。どこに行った来間島!
ようやく来間島の案内標識が見えてきた。あとちょっとだ。
来間島は日本で一番長い県道の橋「来間大橋」で宮古島とつながっている。
その橋を往復するのだが、日本一だけあって長いこと、長いこと。
走る気力も底をつき、黙々と歩くのみ。来間島を折り返してきたランナーの声援に後押しされながら、やっとのことで来間島に上陸。
しばらくすると、ものすごい激坂が待っていた。この疲れきった体では、とても走って上れる勾配ではない。
やっとのことで坂道を登りきり、最後の給水所でひと休み。95km地点通過。
ここまで来たら、なにがなんでもゴールするゾ!
再び来間大橋を渡る。後ろを振り返ると、今まさに太陽が沈もうとしていた。日没までにゴールできなかったか・・・。
橋の上は相変わらず風が強く体が震える。寒さに耐えられなくなり、強制的に走ることにした。
何とか橋を渡りきった。残り2kmの看板を見つけた。あと少し、やっとゴールだ。
今日一日の出来事を走馬灯のように振り返りながら・・・でも走る元気はない。ひたすら歩く。
やっとのことで今朝スタートした宮古東急リゾートに戻ってきた。
ホテルの入り口で自転車に乗った係りのおじさんが「お疲れ様」と声を掛けてくれた。
よし、ゴールまでラストスパートだ!
残り100m、自分でもビックリするくらいのスピードで走れた。たくさんの声援の中、ゴール!!
直後、今回のマラソンの主催者である海宝さんが握手で迎えてくれた。ビックリしたが、すごくうれしかった。
こんな大会は他ではないよなぁ。
ゴールではSさんご夫婦が待っていてくれた。
前夜祭からレース中まで、Sさんご夫婦には、なにかと声を掛けていただき、とても心強かった。感謝でいっぱいである。

こうして長い一日は終わった。
たくさんの人に助けてもらいながら、なんとかゴールできた喜びは一生の宝となるだろう。
ゴールすることをあきらめなかった自分にお疲れさん、そしてみんなに感謝!!

■今日のメニュー
「2006宮古島100kmウルトラ遠足」 (100km) 記録13時間22分54秒 完走

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