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2006/06/04

「利尻島一周悠遊覧人G」(その2)

目の前には青い海、そして礼文島。左手には残雪の利尻富士がデ~ン!と目の中に飛び込んでくる。
すごい絶景!思わず利尻富士の写真を撮ろうとしたその時、「撮りましょうか?」と声が掛かった。
昨日のフェリー、そして宿も一緒だったOgamanさんだった。
走りを中断してまでお願いするのも悪いなぁとは思ったが、せっかくなのでお願いした。
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しばらくOgamanさんと話をしながら走った。
道路に設置してある気象計の表示は、”風速4m、気温11℃”。
風はまだまだ冷たかったが、心の中はこの素晴らしい環境の中で走れるという幸せな気持ちで熱くなっていた。
沿道の庭先では桜が満開だった。
徐々にエンジンが掛かってきたようだ。ペースが少しずつ上がる。
途中で大会実行委員長のKさんグループを追い抜いた。
小さな漁港をいくつか通り過ぎ、沓形地区に入ると家が増え、急に街らしい風景に変わった。
初めて利尻島を訪れた10数年前、YHで借りたママチャリに乗って沓形まで”うに丼”を食べに来た思い出がある。
生まれて初めて食べた”うに丼”だった。値段は高かったけど美味かったなぁ。
懐かしい沓形の街を過ぎ、再び海岸線を淡々と走る。ランナーの姿もまばらとなってきた。
相変わらず景色の良いところでは立ち止まり、デジカメをウエストポーチから取り出しては、パシャパシャと撮っていた。
これほどまでに、”走る楽しみ”と”観る(撮る)楽しみ”が両立できる大会はないかもしれない。
それでも前半で5km30分ペースは維持しているから、かなり調子が良いのだろう。
2006rishiri8
走っていて気づいたことだが、利尻島の地名には”泊(とまり)”という字が付くところが多い。
鴛泊、本泊、蘭泊・・・きっとアイヌ語に関係しているのだろう。
2時間も走るとお腹も空いてきた。エイド(給水所)が待ち遠しい。
エイドはおおよそ5km間隔で設置してあるので、ランナーも安心だ。
しかも親切に「次の給水所まであと1km」と案内表示まで。
表示を見たランナーは、あと1km走れば給水所だからもう少し頑張ろう!という気持ちになれる素晴らしい配慮。
エイドにはスポーツドリンク、水のほか、バナナ、お餅、黒飴、おにぎり、梅干などが置かれていた。
お餅が意外と美味しかった。ほのかに甘くて、それでいてベト付かず・・・。
「ご馳走様でした~!」とお礼を言って、また元気に走り出す。
仙法志地区に入ると利尻富士の山頂に雲がうっすらと掛かってきた。
スタートしてから2時間半が経過。気持ち的にはお昼頃の感覚だが、まだ朝8:30なのだ。
時々、地元の方が「ご苦労さん」「頑張って」と声を掛けてくれる。
私もなるべく手を上げて「ありがとう」と応える。
ここから後半戦。調子は上向きだ。
観光バスが道の途中で観光客を降ろしていた。何かあるのかなぁ?
そこは南浜湿原だった。比較的小さな沼に利尻富士。沼には白い花がたくさん咲いていた。
さっそく写真を撮っていると、一人の観光客のご婦人が「余裕ですね」と声を掛けてきた。
「さっきバスガイドさんがね、写真撮っている余裕のランナーさんがいますって、あなたのこと言っていたわよ」とのこと。
「こんなに素晴らしい景色ですから、写真撮らないともったいないですよね~」と笑って答えた。
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再び走り始めると、先ほどの観光バスが私を追い抜いていった。
バスの窓から、さっき話をしたご婦人が一生懸命手を振ってくれていた。
私も大きく手を振り応える。一瞬の出逢いと別れ。寄り道もいいもんだ。

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コメント

みんな同じような場所に寄ってますね(笑)

最初の写真もちゃんと撮れていてよかった~。

投稿: Ogaman | 2006/06/17 20:47

>Ogamanさん
雄大な利尻富士をバックに記念に残る一枚となりました。
ありがとうございました。
参加されたランナーさん、まさに「悠遊覧人G」していましたね~!

投稿: 旅ランナー469号(管理人) | 2006/06/18 18:58

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